カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2021.02.20 |今日の工場

ダイハツ ミラ 久しぶりのシャコタン作業~。

当社にとってシャコタン(ローダウン)の作業は決して珍しくも久しぶりでも
ありません。
ではなぜ久しぶりなのかと言うと・・・。
ローダウンのやり方が久しぶりって事なのでご紹介します。

下取りをしたダイハツ・ミラがお嫁に行くことになりました。
まぁ~車屋さんなので日常的な事ですが、
新しいオーナー様にローダウンをご依頼させれたのですが
ただの通勤車なのでコストが掛けれないとの事でした。

早速ローダウン作業開始です。
スポーツカーに比べて簡単に外せる整備性の良さ!

コストを抑えたローダウンとは車高調に交換するのでは無く
ローダウンスプリングって部品を使用します。

最近は車高調の価格がお求め安くなったのでローダウンスプリングを
見る事さえ珍しくなりました。

お金の無い貧乏学生の頃は車高調は夢のまた夢でローダウンスプリング
ですら必死! 
乗り心地最悪のバネカットも経験しました~。
バネが遊んでいると、おまわりさんに叱られるので溶接して・・・
そんな昔話はどうでもいい!

本題に戻ります。
バネを組み替える時に、このスプリングコンプレッサーが大活躍します。

純正のスプリングは縮んだ状態で装着されているので、
そのままの状態で分解しようものなら、鼻血ブーでは済まない大怪我を
する事も・・・実際に顎が割れたとか手足を骨折したとか・・・恐ろしや~。
 
話しは戻ってスプリングコンプレッサーで純正スプリングを縮めてから
分解すれば怪我をしなくて済みます。

ローダウンスプリングを組付ける時も同様に縮めた状態でおこないます。
当時は力技って事も有りましたね~。

この辺りはおじさん連中は経験ある人も多いはずです。

組替が終わったので組み付けをしてフロントは完成です。

続いてはリヤのローダウンをしていきます。

リヤはフロントに比べて作業が簡単です。
ミラのリヤの足回りは車軸式なので車体にウマをかって
ジャッキで車軸を持ち上げた状態で左右のアブソーバーの下側を外すと
ジャッキを下げればスプリングがコロって外れます。

バネの違いです。

組付けは外した時の逆の手順です。
ローダウンスプリングを所定の場所にセットして車軸をジャッキで
持ち上げてアブソーバーの下側を取付ければ完成となります。

車高が下がりました。
本当に久々にスプリングコンプッサーを使用した
作業だったのでご紹介をしちゃいました。

乗り心地も懐かしい感じですが、ダウン量とスプリングの固さが
丁度良く、昔みたいな跳ね過ぎないお利口さんのパーツに進化しています。

たとえ通勤車でコストは抑えたくてもシャコタンにはしたい気持ちは
わかります。ホイールを交換すればとりあえず完成ですね。

せっかくシャコタンになったのにこの目玉はいただけないので磨きます。

この曇りが・・・。

何と言う事でしょう~。
まるで・・・
お金が取れるレベルの仕事っぷり!

褒められると伸びるタイプです( ´∀` )

ホイールを変えたら店に見せに来て下さいね~。

岡崎市のY様 ありがとうございました。