カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2025.11.12 |今日の工場

NAロードスター エンジンオーバーホール ③

オイル漏れ修理からのエンジンOHの続きです。

エンジン部品が専門業者に旅立ったので

ミッション関係の修理をしていきます。

漏れたオイルとクラッチダストで真っ黒に汚れた

ハウジング内を綺麗に掃除します。

 

ハウジングを綺麗に掃除。

インプットシャフトオイルシールを交換する為にフロントカバー

(通称:テング)を外します。

この時にオイル漏れ等の原因の確認をし易くする為にも

ハウジングの汚れは綺麗に取り除く必要があります。

確実な整備に手抜きは禁物です。

外したフロントカバー。

オイルシールを交換して組付けます。

フロントカバーの摩耗が酷い場合は交換する事もあります。

 

レリーズベアリングとフォーク&ダストカバーの交換完了。

ミッションハウジング内の作業は出来ました。

続いてミッション後方、プロペラシャフトが付く

アウトプットオイルシールの交換をしてミッションの手直しは完了です。

 

 

専門業者に依頼していたエンジンブロックが

綺麗になって戻って来ました。

シリンダーヘッドが付く上面も真っ平に研磨されています。

オイルパンが付く面も綺麗に研磨さ

ごく微量のガスケットさえ無くなっています。

シリンダーも真円になりホーニング加工もされています。

予め渡していた新品のピストンに合わせてあります。

新品のピストン。

専門業者いわく、純正のピストンは大量生産品の為、

レーシングパーツと違い極僅かな大きさの違いが有るそうです。

シリンダーは各ピストンに合わせてあります。

測定の結果、歪も傷も無かったクランクシャフト。

NEWピストンと一緒にエンジンブロックに組付けました。

 

今日はここまでです。ありがとうございました。