カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2020.09.19 |今日の工場

NBロードスター 幌交換③

幌交換でのドレンホースについての続きです。

泥が詰まって少量の水しか出てこない状態。

詰りを除去!
水の量が少ない・・・
泥の堆積が思ったよりも多く・・・はよくある事ですが
事態はもうちょっとだけ深刻でした。

泥を除去したドレンホースですがちょっとおかしい・・・。
これを見て分かる人はロド博士!

そうドレンホースが短くカットされているんです。何故?・・・
これでは水が車外に排出されない。

ドレンのグロメットを外しても・・・
やっぱり短い。

この“何故?”は年数を経過したロードスターでは特に珍しい事では
無く色々な箇所や場面で遭遇します。

先人の工夫の失敗例に想いをはせながら対策を練ります。

今回は原状復帰のやり方を解説!
一般の方はこのやり方でOKです。
でも商談前に新品に交換する予定だそうなので
今回は応急処置って事にします。

肉厚の薄いアルミパイプとホースで延長します。

アルミパイプをジョイントにしてタイラップで補強すれば
ドレンホースの延長作業完了です。

これが通常の状態です。
1度ご自身のロードスターもチェックしておいた方が良いですよ。

水が溢れる事無くちゃんと排水されるようになりました。

リヤタイヤの少し前辺りにドレンは有ります。
幌に水を掛けて直ぐに勢い良く排出されれば問題無く機能しているので
洗車時には要チェックです!

ドレンの詰りで車内に溢れた水と幌の破れによるものとで
フロアに少し錆が出ていましたが腐りではないので
簡単な処理をします。

掃除をしたフロアに残る小さな赤錆は防錆処理をしたので
腐食の進行を止める事が出来ました。

雨漏れの状態が続くようなら深刻になっていたはずなので
良いタイミングでの幌交換となりました。

岐阜県のMモータース様 ありがとうございました。