カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2025.10.09 |今日の工場

NAロードスター 幌交換 ②ラスト

NAロードスター幌交換の続きです。

幌の表皮を外して、ガラススクリーン対応の加工をNA幌骨に

施しました。

この加工をしなくても、ガラススクリーンは取付可能ですが、

一番後ろの幌骨の固定が出来ないので幌を正規の形状で保つことが

出来ません。見た目も悪いし思わぬトラブルになる可能性もあるので

NAの幌骨にガラススクリーンの幌を取り付ける場合は加工は必須となります。

幌表皮とウエザストリップ等の各部品の取付完了です。

幌はROBBINS社製、ビニール生地/ワンピース/タン色

熱線は無い仕様です。

排水口やデッキ部分の汚れを取り除きます。

排水ホースの詰まりも取り除きましょう。

 

中古車の補修作業と言う事でベルトラインモールの

交換もお勧めしました。

ベルトラインモールは見た目だけではなく重要な役割があります。

ベルトラインモールの内側にゴム製のヒダが有ります。

そのヒダが雨水をレインレールに導く役目をしています。

ヒダが劣化や変形をしているとレインレールに流れず、

デッキ部分が水浸しになります。

 

一度水が入ると防音材が湿って固定ピンを腐食させ

アルミプレートにサビが移る原因となります。

非常に重要で最近の幌交換では、限界を迎えたベルトラインモール目にします。

見た目以上に重要な役割をしている部品なので無視出来ません。

大量に水をかけて水漏れのチェックをします。

シャワーで水をかける際はベルトラインモール周辺を重点的に

行い、窓ガラスは水量を抑えて行います。

NA・NBでは構造上、高い水圧だと窓回りから水が入ります。

洗車時にシャワーで水が入るので経験ありますよね。

水漏れチェックはリアルな雨量になるようにシャワーヘッドを調整して

行います。洗車の時は気を付けます。

タン色のサイドウエストトリムが黒く汚れていたので

綺麗に洗浄して組付けました。

内装の取付完了です。

通常このような作業をして幌交換を行います。

今回は初のご依頼の業者様なので説明を丁寧にする

為に掘り下げました。

最近は一般のお客様だけではなく

業者様からも商品車やお客様の修理ご依頼を頂く機会が増えました。

一部の業者様ではshin-kaiに幌修理の依頼をすると

告知され期待感を持たれてご了承頂くケースも増えていると聞きます。

 

業者様やそのお客様の期待にお応えするのは当然ですが、

ロド界隈も広くは無いので、ブーメラン被弾をしないように

真面目に作業はしております。

年内の幌交換も他のご依頼予定も多く頂いているので

がんばるぞぉ~。

岡崎市のK自動車様 ありがとうございました。