ミラジーノ　走行不能でＳＯＳ　修理

Ｈ１３年式　ミラジーノ ターボ

走行中突然エンスト・・・

ロードサービスでご入庫されました。

エンジンルームには切れたベルトが・・・

とりあえずバッテリーを交換して

積車からは自走でリフトへ。

 

オルタネーターを駆動させるベルトが切れた為

電力が作れずバッテリーに電力がチャージされないので

走行不能におちいりました。

先ずはベルトが破損した原因を探ります。

エアコンのコンプレッサーもベルトが無い。

これではエアコンが働かず暑いです・・・。

ってそれ以前にこの状況では走行出来ない。

破損したベルトと共に出て来た物体Ｘ。

黒い鉄製のドーナツ・・・これは何ぃ～・・・

エンジンにはやせ細ったクランクプーリーが残されている・・・。

そう、この黒い鉄製のドーナツの正体は破損した

クランクプーリーの外枠でした。

低年式の自動車では時々起こりうる故障です。

一見鉄の塊のようなクランクプーリーですが、

絶えず変化するエンジン回転のフリクションを軽減させる為に

ベルトの付く外枠の内側にゴムブッシュが付いています。

それが劣化して破損した事が原因でした。

バラバラになったクランクプーリーにより破損した

タイミングベルトカバーも新品に交換します。

高速回転中に千切れたベルトの影響で破損したパイプ。

新旧のパイプ。

新品のクランクプーリー。

ベルトとフロントバンパーを取り付けたら修理完了です。

 

奥様のお気に入りのミラジーノ。

今回の故障でお別れするのかと心配していたそうです。

でもまだまだ現役で頑張れるよう、お手伝いさせて頂きますので

安心して下さい。

 

岡崎市のＮ様　ありがとうございました。