カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2020.03.16 |今日の工場

NBロードスター 水温が若干下がらず。

H14年式 ロードスター

オーバーヒートでは無いけど水温が若干高めで下がらない。
とSOSでご入庫されました。

エンジンの調子に問題は無いが、朝晩の冷間時で停止時と走行中
での水温変化が無く、一度水温が上がると中々下がらないとの
事でした。

冷却水はちゃんと入っているし漏れ等も無い。
サーモスタットが怪しい~。

早速サーモスタットを確認します。

サーモスタットはサーモケース内にあります。

この車両はMaruha製の水温計が装着してあるので
サーモセンサーのアタッチメントを外しサーモスタットを確認します。

サーモスタットは簡単に言うと“自動温度調節機”。

エンジンとラジエータの間に関門のように存在し
この関門には弁があり、冷却水が低温の時は閉じて高温になると開き
ラジエーターに送る流量を調節しています。したがって
弁の動きが悪いと冷却性能に影響が出ます。

今回は弁の開きが悪くて水温が下がらない現象に陥っていました。
サーモスタットを交換すれば問題解決です。

気温が低い時期だったので大事には至らなかったですが、
夏場だったら・・・。

サーモスタットの寿命は、使用状況や物によっても違いはありますが、
純正品で10年10万㌔って言われていますが早期交換をお勧めします。

ラジエータが変色しているロドは要注意ですよ~。

これから良い季節になるので、オイルやタイヤ、ブレーキなどは
当然ですが、確認や判断の難しい冷却系は当店にお任せ下さい。

豊明市のM様 ありがとうございました。