
Mh-1(NCロードスター) リヤバンパー加工製作 ②
mh1リヤバンパーカスタムの続きです。
リヤバンパーのカットした部分にベースとなる土台を取り付けます。
この土台が全ての基礎となるのでパネルの奥行きに気を付けました。
バンパー裏側に土台パネルの支えを置き、表からFRPの端切れを用いて
土台部分を仮固定します。
土台パネルの仮固定が出来たら、裏側から固定用のFRPをしっかり貼り、
固定が完了したら、表面の仮固定用FRPを取り除きます。
続いて土台左右のパネルを、先ほどと同じような方法で
取り付けていきます。
アールと奥行きの起伏が複雑なサイドパネルの隙間は、
画像のような方法でリブ部分を制作します。
奥行きのあるベースパネルの完成です。
このままでは角がトキントキンなので柔らかい曲線にする為に
リブの角あたる裏側にFRPを積層して厚みを持たせます。
アール部分を研磨しながらデコボコした表面のベースパネルも
パテと研磨で繰り返し整えていきます。
この作業は、我らが“おたすけバスターズ”さんのお力を
お借りしました。
流石は元自動車鈑金職人。作業が確実で早いです。
大よその形になって来たので車両に取り付けて色々確認します。
車両にリヤバンパーを取り付けました。
デザインと走行風のと抵抗を少しでも軽減する為に
センターに穴を開けました。
この部分に金属のメッシュを取り付ける予定です。
ディフューザー等のエアロパーツを追加する方が手っ取り早く
印象を変化させる事は出来ますが、MH1の場合他の部分とのバランスが
どうしても崩れると思い既存のバンパーを加工する方法にしました。
バンパーの左右のマフラーアーチを繋ぐデザインにして
ディフューザー風なイメージになるように開口部を大きく取りました。
サイドのパネルの奥行きを出す為に、センターパネルとの角度を付けました。
アーチ部分は元々のデザインのままなので、
リヤバンパーの基本デザインと寸法は変わっていません。
塗装前の下地作業です。
各部の角を落として丸みを出していますが、メリハリを付ける為
アーチ部分とバンパー本体部のアーチのアールに違いを出しています。
表面にパーツを追加するのではなく、奥へ造形する事で
オーナー様も予想していない造形になり気に入って頂けました。
塗装をすると更にイメージが変化しますよ。
今日はここまでです。ありがとうございました。