
NBロードスター(りはち君) 予防修理 ①
H14年式 ロードスター (りはち君)
予防修理のご依頼頂いておりました。
ハワイアンカフェのオープンの準備等が忙しいお客様と、
当社の予定が合わず、りはち君の修理が伸び伸びになっていました。
オープンしたお店の事で多忙なお客様。
偶然にも、りはち君の引き取りは夕飯時!
狙いを定めて入店しました。
今回はガパオライス!
お腹を満たしたのでりはち君で帰宅しました。
修理と言っても故障している訳ではないので快適にドライブ出来ました。
今回の予防修理はラジエータとホース類、冷却水回りの部品交換がメインです。
エンジンの他の部分よりも茶色い部分がラジエータです。
イベント等で時々見受けられますが、
ラジエータのアッパータンクが茶色く変色しているのは
黄色信号なので早めに修理をした方が良いです。
元々黒色の樹脂部品が劣化して変色、強度も低下しているので
走行振動と内部圧力の影響で亀裂が発生する危険があります。
とは言え、変色だけでそんなに悪くないでしょう。
強度不足なんて信じられないよぉ~って思っている方も多いのでは
ないでしょうか?
見えている部分はねって事です。
画像のアッパーホースの取付部分を見てもそう言えるでしょうか?
指で少し力を入れてつまむと砕けます。
見えない部分の劣化ほど恐ろしいものはありません。
ラジエータは当社の強化タイプを取り付けます。
26mmのコア厚で冷却性能を向上しつつ見た目は純正。
AT・MT用をはじめAN・NB各タイプのラインナップがあります。
ラジエータ交換時に同時交換するホース類も良いします。
ラジエータ交換時に一緒に交換しておくべき部品のご紹介。
①サーモスタット(ガスケット類も新品交換します)。
②ウォーターポンプからサーモケースを繋ぐホース。
③サーモケースからスロットルボディーを繋ぐホース。
④スロットルボディーからオイルクーラーを繋ぐホース。
ちなみに純正オイルクーラーはオイルエレメントの
取付ベース部分となっています。
⑤オイルクーラーからエンジン裏側へと繋がるホース。
ラジエータロアホース、画像は無いですがアッパーホースも交換します。
NA型はロアホースが2分割で間に金属パイプが存在します。
この金属パイプも腐食している事があるのでNAの時はチェックし
必要に応じて外して補修する事もあります。
車内へと繋がるヒーターホース2本。
以上が同時交換を推奨する部品です。
その他にヒーターユニットに短いホースが2本存在しますが
インパネを降ろしての作業となるので今回は見送ります。
いずれ修理が必要ですが車内でほんのり冷却水臭がしてからでも良いでしょう。
ラジエータ本体を装着する前にアッパータンク及びロアタンク
ラジエータファン部分の両面にスポンジテープを取り付けます。
ファンで発生させた風を効率良くコアに当てる為の措置です。
今日はここまでです。ありがとうございました。