
NCロードスター 外装カスタム ①
H26年式 ロードスター
綺麗なNC3ですが
全塗装とフェイスチェンジのご相談でご来店されました。
これだけ綺麗なNCを全塗装するなんて、思い切ったご相談だなぁ~
って思いました。
ですが、お話を聞いて納得。
エスケレートさんからリリースされているNC用エアロキットの
“クリマ”のフロントキット。当ブログでも何度も登場するMH1の
エアロキットです。当時はオートバックスで販売していた車両ですが、
そのエアロキットを制作していたのがエスケレートさんです。
この姿に一目惚れしたオーナー様が程度の良いNCを購入。
続いてこのキットの取扱店を検索したところ当社のページに何度も行き着く・・・
仕方なく?ご来店されたそうです(笑)
しかし、ご相談を受けた当時、クリマキットは販売中止状態。
メーカーに確認するとキット内に含まれるアルミ製のフィン(画像の)を
製作している会社が撤退。更にキットに使用するヘッドライトもHID仕様が
生産終了となり、販売に支障をきたす事態となっていました。
ヘッドライトはハロゲンにする予定もあったそうなので問題クリアー。
アルミ製のフィンは現時点で無くてもOKと言う事で発注が可能となりました。
待ちに待ったクリマのフロントキットが届きました。
入荷まで何度も打ち合わせをする中で、アルミ製のフィンの予備を
MH1のN様に予備をお借りする事が出来ました。
そのフィンをベースに3Dプリンターでの製作を試みるとオーナー様。
ただ者ではありません。
キットが入荷するとやってみたくなる~(#^.^#)
顔だけ組立~♪
ワクワクする瞬間ですよね。
でも個人的にこっちのワクワクが止まりませんでした。
3Dプリンターを駆使して全く同じ形状のフィンがそこにありました!
やべー個人レベルでこんなの作れるなんて・・・
凄過ぎる・・・
とりあえず完成したレジン製のフィンをメッキ加工に出すべく
3Dプリンターで土台も製作してもらいました。
4本のフィンを見て
息使いが「コーホー コーホー」したり、左のこめかみがムズムズしたり、
おんぶされた時に相手の両手首を掴みたくなる症状が現れた方はおじさん決定です。
分からない方は「コーホー コーホー」で画像検索してみてね。
更に色見本としてミニカーを自家塗装。
とにかく手先が器用なオーナー様なので
作業の協力してして頂く事になりました。
それはメッキ加工する為の下地処理です。
ドアミラーの縁をメッキ仕上げにしたいと希望があったので
ドアミラーを分解、縁にあたる部品を滑らかに研磨してもらいます。
画像のように小キズ等が無いように研磨。
純正部品の黒い樹脂部分は表面に細かな粗がある場合があります。
メッキ加工後にブツとして目立つので、出来るだけサンドペーパー番手を
上げながら滑らかにしてもらいます。
当社やメッキ業者も樹脂部品に関する下地処理は基本的に行わないので
メッキの仕上がりは本人様の情熱にかかっております。
続いてフォグランプベース。
NC1用のフォグランプベースを使用します。
ランプのベゼルも兼ねており、樹脂部分は細かな凹凸のある
シボとなっています。
こちらもメッキ業者に送るまでには仕上げてもらいます。
今日はここまでです。ありがとうございました。